説明
先端の片方が匙状になっており、何かを掬いつつ、摘まむことのできるピンセットです。
コンセプトは計量スプーン+ピンセット。
思い付きのプロセス
切っ掛けは調味料の「ひとつまみの量」とは一体どのくらいなんだ…?ということから。
ひとつまみの量…
既存の計量スプーン、カップでは量れない。個人の裁量に任される曖昧な量。
多分少々や適量と同じ類。加減が素人には分かりづらい。
他に「ひとつまみ」を量れそうなものとしてプラスチック製の先端が小さいスプーン上になっているものを考えたが、ひとつまみにしては小さすぎ、少なすぎるように感じた。
やはり「摘まむ」という行為が量るのに必要な動作なのでは…?
これらを踏まえ、考案したのが「ひとつまみ」のためのピンセット!
更にピンセットにすることで、直接調味料を触らずともひとつまみを量ることができる!
⇒個人的にはこのコロナ禍のご時世のニーズに沿っているのでは?と思っています…
試作品なので、実物の方はかなりサイズが小さくなってしまいましたが、先端を指の第一関節に合わせてリサイズし、再モデリングすることでよりひとつまみの量に近づけられると考えています。
また、今回はサイズ制限のために丸みを帯びさせて挟めるようにしたピンセットにしていますが、柄の部分を延ばし、スケッチ段階のような形にすることでより実用的になるかと思います。
2.作成メモ
ここではモデリング時に試したことや、成形してからの気づきなどのメモ書きをまとめた内容になります。
ver.2
stlファイルは冒頭に掲載したもの
試したこと
ボディを分割し、匙型になるべき部分と他に分け、匙型部分のみをシェルでくり抜いた。
その後結合を使い一体化させた。
- 分割
一つのボディを分けられる。
今回はスケッチにて分けたい部分に線を引き分割した。
- 結合
分割されたボディを一つにくっ付けられる。
座標をよく見ておかないとズレていたりするので注意。
改善後
- 前回のようなプリントミスは無くなった。(平らになった。)
- 匙型部分のみくり抜かれており、柄の部分は空洞ではなかった。